青瓦台（チョンワデ、大統領府）は２４日、安倍晋三首相が平昌（ピョンチャン）オリンピック（五輪）を契機に韓国訪問を推進することを歓迎するという立場を明らかにした。

朴洙賢（パク・スヒョン）青瓦台報道官はこの日、記者会見で「韓国政府はその間、日本政府と安倍首相の訪韓問題を協議してきたし、今日日本が訪韓意思を公式に伝えてきたことを歓迎する」とし「安倍首相の訪韓が韓日両国の未来志向的な関係発展につながるように日本政府と緊密に協力していきたい」と明らかにした。

安倍首相の訪韓期間の間、文大統領との二国間会談も推進される。青瓦台関係者は「首脳会談の日程やテーマ、また平昌で行うかソウルで行うかなどを実務的に議論するように（外交部に）指示した」と話した。文大統領と安倍首相が会うのは昨年７月２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議と同年９月ロシア東方経済フォーラム当時首脳会談に続き、今回が３番目だ。

文大統領が安倍首相に会って韓日慰安婦協議に触れるかも注目される。青瓦台関係者は「韓日両国の未来志向的関係などを考慮して過去史は過去史のまま、（経済・安保協力と分離して）ツートラックで行うという立場を大統領が明らかにした」とし「政府の合意で慰安婦問題が解決されたと見られないという立場を述べることになるだろう」と話した。文大統領は１０日、新年記者会見で「日本に真実と正義の原則に基づいた解決を促す」とし「これは既存の合意を破棄、または再交渉を要求して解決できる問題でない」と明らかにしたことがある。

日本政府の拠出金１０億円の処理問題が議論されるかどうかに対してこの関係者は「首脳会議を通じてそのような具体的問題を議論することはないだろう」と話した。